STORY|ニジノハ 平岩愛子 – 東京(ガラス)
この度、ニジノハは平岩愛子さんのガラスを
新しくお取り扱いをさせていただくことになりました。
東京・青梅市に工房を構え、廃瓶などを利用してつくる
再生ガラスの作品を製作されています。
沖縄の奥原硝子製造所にて、約7年間沖縄ガラスの技術を学んだ後
地元青梅にご自身の工房を開いたという平岩さん。
工房の隣にはショップが併設され、ご自身で運営も行われています。
作品がずらっと並べられた店内。
女性らしく細やかに設えられた素敵な空間でした。
その他にも、ガラス作り体験を開催されるなど
ガラスの魅力を伝えるため、精力的に活動されています。
「再生ガラス」は、一度使用された瓶や窓ガラスなどを細かく砕き高温で溶かし
一つ一つ吹いて製品としてまた新たな命を吹き込みます。
ぽってりとした厚みと手仕事ならではのモールの表情が魅力です。
▲ 作品に使用される廃瓶
平岩さんのガラスは、柔らかなフォルムがとても自然的。
手にスッと馴染み、毎日でも使いたくなる優しさがあります。
飲み物や食べ物を入れることで、よりその良さが引き立つ再生ガラス。
ゆらゆら、きらきらと美しい佇まいは目にも爽やかです。
平岩さんの元へおじゃましたのは暑い夏の日。
工房の中には、溶解炉や徐冷炉など製作に使われる設備が並びます。
ガラスを溶かすため、季節を問わず高温の炉を使うガラス作り。
朝から夕方まで1日中、この工房で作業を行うというのですから
想像するだけでも体力と忍耐力のいる大変な環境です。
そんな中から、こんなに涼しげなガラスが生まれる不思議。
ガラス作りは、なんとも奥深く面白いしごとですね。
柔らかさとどこか凛とした芯を感じるニジノハさんの作品。
これからたくさんの方にお手に取っていただけますように。